五感に響く、言の葉。

メガネのおくのおく

春から初夏にかけて我が家の野菜畑は、わいわいドタバタの大賑わい。

 

じゃがいもをはじめ、きぬさや・インゲン・トマト(ミニトマト)

なす・ピーマン・かぶ・大葉・長ねぎ・さつまいもなど、

夏から秋まで収穫できる野菜の植えつけと手入れが続きます。

 

 

畑仕事は、ひと汗もふた汗もかくほどの運動量。

いつもデスクワークの私にとって

陽の光を浴びならカラダを動かすのは、雑念の放出もできて頭のなかがスッキリ!

 

みなさまは、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

過日のこと。

2個目のメガネを買いました。

 

50歳を過ぎたころから老眼がすすみ、遠視用のメガネを愛用していますが

55歳目前の今、近くのものも「ぼわゎぁぁぁん」と、

ぼやけてみえるようになって近視用のメガネを買った。

 

メガネをしなくても視界良好だった20代のころは、

目の前のものがキラキラ眩しく、ドキドキワクワクしたり

胸がギュッと痛くなるほど、ダーク色の時間や涙があふれるときもあったり。

 

ひろくひろく、あっちもこっちも、なんでもかんでもみて

みたものすべてが超特急でココロに伝わり、日々ふわふわしていたように感じる。

 

しかし今は

自分のみたいモノだけを意識している。

 

みたいモノがみつかると探求心のアンテナがするするっと伸びて、

迷いなく前へ愉しく進んでゆける。

 

なんでもかんでもみていた20代のときと違って、

自分がみたいモノだけをみるから

「あぁ、こんなにおもしろいんだなぁ」

「わぁ、すごい!」

「えぇ!この先どうなるぅ?!」など、

瞬時の感動が大きく気持ちが奥深くに入り込むようすは

好奇心旺盛だった幼少期の姿を思い出す。

 

老眼がすすみ、みるものがぼやけて視界が悪くなったのは悲しいが

めがねのおかげで「自分がみたいモノだけを求める」という、

シンプルな思考を再認識できた。

 

これも老いたからこその気づきかなぁ、と想うこのごろ。